↓麦の穂アップ。とても大きな穂、何麦でしょう?

滋賀県在住の知人に連れられて朽木までドライブしました。水田や畑が広々と広がる近江平野。田植えが終わったばかりの水田の中に突然現れた綺麗な黄金色、近づいてみると麦畑!あと一月もするとますます美しく色づき、文字通りの小麦色に輝くそう。京都に住んでいると麦畑って珍しいです。滋賀県では昔は麦と米の二期作だったそうで、冬の間に育った麦を6月に刈り取り、その後田植えをしたそうです。

そしてこの日、もう一つ珍しい現象に出会いました。淡竹(ハチク) の開花&枯死です。正確には開花はゴールデンウィーク頃だったそうで、その頃には竹を揺らすと花粉が舞っていたそう(花粉症のわたしにとっては想像しただけで恐ろしい〜)。竹はイネ科なので(イネ科の進化した種であるという説もあるそうですが)、お米のように目立たない小さな花を咲かせ、すぐに散ってしまうそう。今回、花は見られなかったものの、花後の房を採取してきました(右写真参照)。遠目にも明らかに竹の姿が崩れていて茶色っぽくなっていましたが、竹の枝の全ての先端に花の房ができて、重さで倒れ掛かったようになり、やがて木全体が枯れていくようです。竹の開花は種類によって70年〜100年に1回と言われ、その種が一斉に開花したあと枯れてしまうということで、日本だけでなく世界的にも昔から不吉なこととされているそうです。その言われについては、竹の花後の実を食べて鼠が異常繁殖し米を食い荒らすのではないかという不安からきているという説あり。昨年は中国のパンダの生息地でヤダケが一斉開花したため、パンダが食糧危機に瀕しているという・・・。また、昭和40年代には120年周期で開花するといわれるマダケが日本だけでなく世界中で一斉開花して枯死したため竹林業が大打撃を受けたとか。つまり竹をめぐる生態系が崩れることにより困った事態が起こるということなのでしょうか・・・そこでまた別の説によると、竹は70年〜100年周期で開花するのではなく、異常気象など生存危機に瀕したときに、種の保存のため開花するのだとも。でも地域によっては同じ種の竹林をよく観察していると毎年ところどころで開花しているらしいし・・・・・まだまだ謎の多い竹の世界です。
<2005/05/28 A・I>


↑風にそよぐ麦の穂

↑ハチクの大きな花後の房、全体がもう枯れはじめていた。

↑花が散ってまだ緑の残る房。確かに雰囲気がイネ科っぽいですね。