たくさん柿をもらったので、干し柿づくり。近所に烏が多いので、つるし柿にせず、軒下ぎりぎりにざるをぶら下げその上に転がしておくことに・・・。今のところ烏には見つかっていませんよー。

  髪よせて柿むき競ふ燈下かな   杉田久女

働き者の少女たちが夜なべして干し柿をつくるために皮をむいている様子。「髪よせて」が、お互い頭を寄せ合い談笑しながら皮むき競争をしている、楽しげな雰囲気をよく表していて、懐かしい気持ちになる。

  柿むく手母のごとくに柿をむく   西東三鬼

むかし母がむいていたような手振りで、目の前の人、おそらく三鬼の家族の誰かが柿をむいているというシンプルな句。脈々と続いてきた干し柿作り、あるいは柿という果物を食べるという生活の、どっしりした揺るぎのなさを感じる。

柿というのは、どうしても「懐かしさ」と引っついてしまいますね。そうでない句ってあるのかな?
(2007/11/13 A)




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